マウントを取るって
哲学的な話をば。
人間ってどうしても色々な世界の中で上と下を付ける。
見上げて、絶望して。
見下して、安心して。
そんな話。
たまに絶望的な瞬間が発生する事がある。
それは、中間点にいる時だ。
自分は基本的に何かを始めるときに、自分の立ち位置を把握する事を大優先としている。
それもやらないで何かを始めたときに決める目標なんて、正直何も見えてないただの絵空事になり得る。
例えばyoutuberならHIKAKINさんを越える!みたいな感じですかね。
何言ってんだ、とw
人の意見は色々とあるでしょうが、個人的にはHIKAKINさんは本当にすごい方だと思っています。
動画を見ていて、不愉快になる事が無いんです。
それを非常に意識しており、言葉遊びであったりなどの要素が良く出来ている。
だけどあの人を目標にするのは、ショートゴールとしては誤りで。
まずは自分の立ち位置からどこまでが目指せるのかをしっかりと把握して。
ちゃんとある程度のステップを踏まなきゃいけない訳ですよね。
その中で個人的には10年近い八神颯の歩みの中でしっかりとステップを感じた事は過去にも何度もある。
だから、それぞれの分野において「最底辺」にいるつもりはない。
ちなみに個人的にだけど一番の最底辺は「やるやる」つってやらない奴ら。
これは見下すとかの言葉を使う必要も無い。何故なら同じフィールドにいないから。
見下すのも意味が無い。
何かの理由を付けてやらないことは簡単だが、一番消費カロリーが高いのは動き出すその瞬間。
そこに力をかけて動き出せた奴らはもう再生数とか関係無い。
しっかりと出発出来ている。ここからが本当の戦いであり、同じフィールドにいる人だって思ってる。
話がそれたけど。
だからこそほんのたまに「すごいですね!」と言われた瞬間に、詰む事がある。
すごくないですよといえば、その人に対して否定してしまう事になるし。
それほどではないですよといっても、その人にとってはそれほどな訳だし。
えっへん!って言えば調子にのりやがってとなる訳で。
これが完全詰み。確定死の状態となる。
だから原則自分は相手がどんな人でもすごいですねって言わない。
例えばタモリさんになら言える。長年の司会すごいですね!
あの人は頂点だから。
すごいですね!と言ってえっへん!と言えるのは、ピラミッドの頂上だけなんだ。
そして、最初にいる位置の目測を完了してしまっている自分は。
生きてきて今まで何一つ、ピラミッドの頂点に立っていない事を知っているから。
まだ一つもえっへんなんて言える事は無い。
BrainWarsの話が出るかもしれないが、あれは「あの時の世界一位」であり、実質世界一位の実力を持っていない事なんて、とうの昔の自分が理解している。
これの場合、時の人でしたよね!ならえっへんだ。
こうやって考えた時に。
あの人に比べたらましになった。みたいな言葉があるけど。
人が人を見下して何が楽しいんだろうっていつも思う。
何か話したら「え?オタク、再生回数どれぐらいですか?」とか。
所謂最近メジャーになった言葉だが、「マウントを取りたがる」人がすごい増えたって話で。
マウントを取って優位になりたいのかもしれないけど。
結局その人は他の誰かにマウントを取られる「頂点」ではない存在で。
小さい折篭の中で弱者をいじめて遊んでいるだけに過ぎない。
そんな時間、人生において全く有意義でもなんでもない、ゴミのような時間だ。
そんな事をしている暇があれば、少しでも早めに効率的に回せる方法を検討した方が良い。
SNSをしていても、生きていても。
至る所でこういう場面には出くわすし、当事者になる事もある。
そして、場合によってはそれで気が病んでしまい、なんて人もいるかもしれない。
だけど。個人的に思うんだ。
マウントを取りたがる人って言うのは誰かのマウントを取って無いと自身が否定されてしまいそうな程におびえているただの弱者だって。
だから、そんな弱者の言葉に耳を傾けて、気を病む必要なんて一切無いと思う。
すこーしずつステップアップしていく自分だけど。
中間点にいるとさっきもいったけど、絶望的に逃げ道がないシーンに出くわす事が多い。
だけど、上は目指すけど下は見下さないで。
それこそ下って言うか、俺なんかを見上げてくれる人達と。並列に。
色々と楽しい事をしていきたいなぁって思う。
八神颯は楽しい事の化身じゃなきゃ。
八神颯は嫌だなって。すごい思うんだよねぇ。
何が楽しいんだって言われたら難しいんだけど。
なんかね、わいわいしてきゃっきゃして、みんなでケラケラしてる時が一番楽しいから。
その時間を作り続けたいなって。
ポプテピピックが終わってしまい、楽しみが一つ消えた八神は新しい楽しいを探す旅に出るのだった。
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