出逢いと別れ
サービスイン、開発発表と、ゲーム業界にはとっても嬉しいタイミングがあるように。
サービスアウト、開発終了と、ゲーム業界には悲しいニュースもある。
そんな話。
カプコンからリリース予定だった、CytusΩというゲームの開発が3/30に正式に頓挫した事が発表された。
プロの業界ですらあるときはあるモノだ。
自分はこのゲームのシリーズが好きで、秋葉原のロケテストも参加している。
かれこれ2年前か。
2年前にロケテでそこから稼働がない。
これは正直に言えばユーザーは分かっていた話だ。
きっと頓挫したんだろう。
きっと開発が終了したんだろう。
きっと、CytusΩは存在しないんだろう。って。
だけどロケハンの時にプレイした感覚、画面のレイアウトなど、覚えている事はたくさんある。
今日音ゲー業界は何が生き残るかなんて分からない。
それこそFFをぶら下げた音ゲーですら、ゲーセンから撤去されている事も多く見る。
ブランドネームだけじゃ生き残れない世界なのだ。
昔ブログに書いた事がある。
世界一愛された船が堕ちる日。という記事。
PSOというネットゲームにはまっていた自分はこのゲームがサービス終了が発表されてから、その日を迎えるまで。
軽い抜け殻のような状態だった。
なんで、終わってしまうんだろう。と。
実際最終日にはログインして。
仲間達とチャットして。
何事も無く、終わらないメンテナンスが開始され。
その仲間達とは二度と会うことは無くなった。
この決算と噛みやすい3月は。
リアルの生活と同じように、出逢いと別れの季節だったりする。
ゲーム業界はシビアで、特にオンラインやスマホゲーは「開発費が回収出来ない」と分かった時点で早急にサービスを終了するのが一番得策だ。
だからこそ、消えていくゲームは世の中にたくさんある。
この季節、会社の同僚が仕事を辞めたりする事が多くあるように。
それはとっても辛い事だけど。
覚えておく事で、誰かに受け継ぐ事で、「こんな事があったんだよ」と言えるし。
そのDNAが死ななくて済む。
このニュースを見て、エネミーゼロを思いだした。
WARPはもう無いし、クリエイターの飯野さんはもうこの世には居ない。
だけど。
作品を好きなファンがまだたくさんいて。
その作品をなんとか伝えようとしている実況者がここにいる。
出逢いと別れって寂しいけど。
また面白いゲームに出会える事を信じて。
過去に出会えたゲームを忘れないようにして。
そうやって、業界を。
楽しいゲームライフを。
回して行かなきゃいけないんだな。ってなんだか。
すごい真面目に感じるニュースだった。
本当に開発に携わった方々含めて、お疲れ様でした。
全体的に青の色調で綺麗だったプレイ画面。
ゲームセンターで迫力あるスピーカーから流れるCytusの楽曲。
とっても楽しみでしたよ。
これがまた他のゲームで活きる事を信じて。
同じ業界で働いている以上、他人事じゃないから。
しっかりと頑張らなきゃな、と思う事案でした、とさ。
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